高齢に伴う疾患、また患者数の多い疾患について。 私は手術・治療の際に、体験ブログを拝見して救われたことが多々ありました。また、治療の方法を知っているだけで、落着いて手術に望むこともできました。 私の体験が、助けて頂いたブログと同様に、同じ疾患で悩まれている方に少しでもお役にたてればと思い書いています。 |
4日目、車で1時間かけて初診に行きました。
外来患者でかなり混んでいたので、受付を済ませて「車で待っています」と言うと、「鳴ったら来てください」とレストランで見るピーピー鳴る端末を渡された。車で受付番号シートのQRコードをスマホで読んだら、受診者と5人の待ち番号が表示された(^.^) コロナ禍での最新IT対応か?なかなか進んでいる!
約2時間待って診察、ベットに横になり看護師さんが毛布で下半身を隠してくれる中で肛門を露出…ちょっと痛かったが外部、内部を内視鏡で撮影した。
診察室で、画像を見ながら先生が丁寧に説明してくれました。
その前に、自分の肛門を大きなモニターで見たことがなかったので少し恥ずかしいのと、赤い大きな球(イボ)がついた肛門が… 私の?信じられない画像でした。
私の症状は、内痔核が長年かけて大きく膨らみ排便時に出血また、大きくなった内痔が外痔を伴いながら肛門外部に飛び出している状態でした。(1〜4のステージ3強位か?)
その後、薬で痛みと腫れを少し抑えてからの2週間後の手術予約となりました。
しかし少し改善されたものの、2週間経っても痛みと腫れはまだかなり残っていました。
予約の11時前に受付して、30分後にリクライニングチェアのあるパーテーションで区画された個室に…ここで下半身だけ後ろに穴の空いた紙パンツに着替え、腕には点滴の針が。
10分ほどで、手術室のベットへ移動…まず看護師さんが肛門を氷で冷やしてくれました。どうも、最初の局部麻酔注射の痛みを軽減するためのようでした。
先生が来て手術スタート、ネットで工程はある程度理解していたが、「今は、内痔の一本目の注射を…ここは少し痛いかな、ここは痛くないですよ!もう少しの我慢ですから!」など一つ一つを丁寧に説明してくれたので安心と終わりまでの予測ができました。
麻酔注射は、採血注射程度の痛さで大丈夫でした。
ネットで書かれていたように、内痔への4本注射はまったく痛みを感じませんでた。 内痔核は、二つ?三つ?あったようで注射は繰り返されました。 最後に、露出して腫れていた痔核を肛門内に押込む時にちょっと”う〜う〜”と言う程の痛さでした(;_;)
手術は、たぶん10分〜15分程度で終わったと思います。終了して、また個室ベットへ!
無事に終わり安堵していたら…ここからが”大変”でした。
看護師さんが、「痛みがでたらボタン押してください、鎮痛剤を入れますから」と、言ってくれた直後に…地獄の激痛がやってきました(-。-;…
よく言われる「のたうち回る痛さ」そのもので、まさにじっとしていられない激痛が襲ってきました。
さっそく鎮痛剤を点滴に入れてもらいましたが、痛さが勝っている状況で1時間を激痛で過ごしました。
他の個室では、呼出チャイムも鎮痛剤の会話も無かったので、私が一番痛い状態だったようで…他の個室の方は、早めに受診して処置した人達で痛みの少ない手術だったのでしょう!…私も、もっと早く来ていれば…反省(-。-;
何とか落ち着き、処方された薬💊を薬局でいただき…その場で痛め止めの薬を飲みました。 また、1時間かけて車で何とか帰宅しました。
当日は、入浴、アルコールはNGです。
…帰っても、夜に痛みが治らず夜中にまた痛み止めの錠剤を。疲れたこともあり、その後はぐっすりと眠りました。
まだ痛みがあり、食欲も無いので朝食は抜き(-。-; 体温は、少し高めだが特に異常は無い!
治る段階で、患部が無菌炎症するため38度程度の高熱が出ることがあるようで…ちょっと心配。
朝の排便は無いが、手術後あてていたナプキン?に少し血液がついていた。練り薬を塗るため、肛門を触ると…あの大きなイボの姿が消えていた(^.^) 鏡で見ると、少しだけ頭を出している状況でした。
少し痛みがあるが、この痛みが消えれば…昔の自分に戻れる…と、大きな期待が!
薬は、一日2回の炎症痛止の錠剤と肛門注入軟膏、痛い時飲む鎮痛剤です。
手術後は、翌日、一週間後、一ヵ月後の診察がありますが、翌日の今日は疲れて一時間の運転は危なそうなので電話して2日後の月曜日にしました。
夜は、鎮痛剤を飲むことも無く安眠できた。
2日目、何とか排便できたが、終わってからの痛みがまだかなり残る。
3日目、手術後、初めての診察。
今日は、20代、30代の若い女性の患者さんが目立つ、今日も受付して2時間後の診察でした。
排便時痛みが残ることを告げると、「残ったこの腫れた部分(外痔核)は注射では治らないので、薬と軟膏で治しましょう!ひどくなったら来てください。今度は、一週間後に」・・そうだ!ジオン注射は、内痔核にしか効果がなかったんだ。
4日目、排便時、まだ痛い。
今日は、ホッカイロをイスの上に置いてお尻を温めてみよう!
じわ〜と、お尻の血流が良くなった感じで気持ちが良い。
痛み?少しだけ良いかな?…程度です。
7日目、内痔核は治癒できたようで出血も無い。しかし、まだ外痔核の痛はそのまま(-。-;
10日目、術後一週間後の診察。
今日は、少しだけ痛みが少ないようだ。先生に…「まだ外痔核が痛いんですが…続くようなら血栓を摘出するなどの治療した方がいいのでしょうか?」 先生「心配しないで!必ず治るから、もう少し我慢して頑張ってみよう!」…なんか、安心したと言うか…ほっとしたと言うか…
…!!勇気づける(られる)言葉って大事ですね!!
だいぶ楽になりましたが、痛みが完全に無くなるまで、継続して軟膏で治療をしていましたが、手術後20日を過ぎて排便時の痛みをふくめ苦痛はほとんど無くなりました!(^^)!。
今回の手術で、痔は特別な病気でもなく早く治療すればその分痛みも少なく完治できる疾患であることが良くわかりました。
また、痛みと戦うことなく平穏無事に過ごせる毎日が、いかに幸せなことであるかも改めてわかりました。
ジオン注射による硬化療法は、デメリットが無い訳でもなく、1年での再発率は切除手術の1%に比べ10%近くあるようですが、個人的にはメスをいれずに日帰りで対応できるメリットの方が大きいと思います。
私のように高齢になっても、実際まだ肛門を見せる恥ずかしさがありました。よって病院に行く機会もついつい遅れ、切羽詰まらないと行かない状況でした。
病院には、老若男女の患者さんがたくさんいました。
痔を患っている方は、しっかりと治療する気持ちと勇気を持って、早めに病院で受診して下さい。
私のように、激痛で苦しむことなく、思った以上に簡単な治療で完治できると思います。
お尻が痛いだけで、ユウウツになる(・_・; そんな生活から解放されると思いますよ。
(PS)
医者には絶対になれませんが、医者になるなら歯医者と肛門科…どちらが良いかな?
なんてことを、ふと思った(^^;
毎日、患者の汚い歯を触って治療。 毎日、患者の肛門に指入れて診察。
収入は別にして、やはりどちらも…いやだ…!
-END-