折り畳み自転車を6台乗り継いだ最後に出会った1台です
そもそも、私と折りたたみ自転車との出会いは13年ほど前、あるショッピングセンターの一角にある自転車コーナーでの遭遇であった。20インチタイヤの見るからに小さな自転車が"ママチャリ"自転車の端に"ぽつん"と置かれていたことから始まりました。値段は2万9千円、折りたたみ自転車があまり普及していない当時、割高の値段と見るからに子供自転車の感じが訪れるお客さんにとってあまり興味を引くものでは無かったようである。最近運動もやっていない私にはこの小さな自転車が妙に気になり、この自転車を車に積んで湖畔など走ったらどんなに気持ち良いだろう、そう言えば自転車は高校生の時に通学で使用して以来乗っていないし、健康のためにも良さそうだし・・と考え、後日この折りたためる自転車を私と女房用と2台購入することとなりました。
久しぶりの自転車は車と違って頬に当たる風、自然の香り、額に汗かく感じが、まさに爽快であった。今思えば当時かなり重量のあるこの折りたたみ自転車2台で、休みを利用して軽自動車に積んで県内外に出かけることが多くなっていました。その後、この折りたためる不思議な機能を持った自転車、フォールディングバイクの魅力にますます引きこまれていくことになったのです。
ゲルマン魂が顕著に現れたファッション、合理性・走りを兼ね備えた折りたたみサイクル
折りたたみ自転車に求められる事、当然、折りたたんでコンパクトなることが最大のメリットあるが、移動する際は手に持って運ぶことが多いフォールディングバイクは軽さもまた重要なポイントとなります。軽くするためにボディにアルミ素材を多用することとなりますが強度を保ちながら、いかに軽くできるかがメーカーの苦労するところであり力量を発揮する場でもあります。今や10kgを切る折りたたみ自転車も登場している現在、そのジレンマを克服した自転車はやはりそれなりに値段も高くなっています。
最初に買った折りたたみ自転車から1年が過ぎ重量の不満から買いい変えることを決意、当初自転車は2〜3万円で充分と思っていた。
私が5〜6万円の折りたたみ自転車に手を出した時には、我ながらフォールディングバイクの魅力に少しとりつかれたかな?と感じ始めた時でした。
数年は一人で楽しんでおりましたが、仕事で知り合った友人が折りたたみ自転車を購入し一緒に走ろうということになり2台の自転車を車に積み、県内の観光地、湖、自転車道を走り始めました。ここで車の移動の難点は、必ずスタート地点にある車まで戻らなければならないこと。同じコースを戻らない為には湖のような一周できるコースとなり、県内の浜名湖を初め湖周辺は既に走りつくして・・なにか他に良い方法は? という時に折たたみ自転車を楽しんでいる方々のホームページを拝見すると、電車での輪行が盛んに行われている。その自転車はr&m社のBD−1という自転車が多く愛用されていた。
このBD−1を調べるとドイツメーカーでミズタニ自転車が輸入販売している、しかし値段はベーシックタイプで10万円弱、やはり試乗をしてみてからということになり、馴染みの自転車店に出向きました。見た目は、今までの自転車と比較して一回り小さな18インチ・・ちょっと頼りなさそうな?これで同じようなスピードと安定感が?しかし、スタイリングは独特なフロントサスを持ったスポーティな印象だ。
早速走ると、その不安は一瞬で無くなった。長いホールベースと相まって安定した走り、また背中を押されるようなスタート感と短時間でのスピードアップは、これまでに経験したことの無い感動であった。折たたみ方法もいたって簡単、その上かなりコンパクトな折たたみサイズ、10.5kgと軽量・・これなら電車の輪行もOKということになり友人と二人で購入することになりました。
その後、同じBD−1を所有し輪行する友人も4人と増え、健康留意と趣味を楽しむおじさん達が集まりフォールディングバイクで走るサイクリンググループが出来上がりました。